- 2016-05-21 (土) 13:18
- ピラティス
こんにちは。トレーナー岸本です。
今日は身体を支えてくれている体幹部の筋肉についてご紹介します。
筋肉には身体の表層に近い表層筋と、深層部に近い深層筋があります。
身体の幹の部分である、
体幹部には表層に腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、脊柱起立筋、深層に腹横筋、腸腰筋、多裂筋、
腰方形筋、回旋筋群、骨盤底筋群などがあります。
また脊椎の多くの分節にまたがる表層筋群は脊柱を支える大きな張り綱の役割を果たします。
体幹に加える外部荷重に対応するためのものです。
脊椎に直接不着することがほとんどないため、張り綱のような構造で脊椎を押し縮める方向に
作用する圧縮荷重をかけ、 脊椎の個々の分節を安定させてくれる機能があります。
しかし個々の分節が不安定になると、この分節領域の動かない組織に負荷が加わり、
張り綱構造による圧縮荷重が逆に 脊柱を苦しめる状態を作ってしまいます。
そこで大切になるのが深層筋群。脊椎の分節にそれぞれ不着しています。
運動の限界点で動かない組織に負荷がかからないよう安定した位置に維持する働きがあります。
深層筋群たちで分節の安定を作り、その安定がある中で様々な動作に対応するため
表層筋群を連動させて動かしていくことが理想的な使い方です。
深層筋群・表層筋群どちらかが必要なのではなく、バランスが取れた状況を作り、両方の筋肉の支えあいが必要なのです。
ピラティスでは、普段あまり使えていない筋肉にアプローチをしていき身体のバランスを整えていきます。
ピラティスのレッスンをご受講いただくとこんな場所に筋肉があったの?!と言われることも多々あります。
そうして身体に気付きを与えていくことで、歪みや癖の原因を修正し、理想的な体を目指していきましょう!
ピラティススタジオ カラーズ大阪