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背中の硬さを改善し、美しい姿勢へ|パラセッターとピラティス
姿勢を良くしようと胸を張ると、腰が反ってしまう。お腹に力を入れようとすると、首や肩まで緊張してしまう。こうした身体の使い方は、筋力の問題だけではなく、背骨や肋骨まわりの動きにくさが関係していることがあります。
特に、背中や胸郭の動きが小さくなると、呼吸や肩の動きにも影響する場合があります。
スタジオカラーズでは、ピラティスの効果をより引き出すために、ニューヨークで開発されたコンディショニングツール「パラセッター(Parasetter®)」を取り入れています。
パラセッターとは?
パラセッターは、ニューヨークの理学療法士 Marika Molnar(マリカ・モルナー)氏とPhysicalMind Instituteによって開発されたコンディショニングツールです。
特徴は、2本の細長いフォームが並び、中央に背骨を収めるスペースがあることです。
背骨の両側を支えることで、背中にかかる圧力を分散しながら、筋肉の緊張や呼吸の状態に意識を向けやすくします。
一般的なフォームローラーとは異なり乗ると安定した状態となります。
仰向けになって呼吸をしたり、手足をゆっくり動かしたりしながら、背中の感覚や胸郭の動きを確認できることが特徴です。ベルトを取り付けると呼吸のトレーニングも効果的に行えます。
リラックス要素の高い使い方、体幹の安定とモビライゼーションのための使用方法など50以上のムーブメントがあります。

背中の硬さと呼吸の関係
呼吸というと、肺や横隔膜の働きを思い浮かべるかもしれません。しかし、呼吸には背骨や肋骨の動きも深く関わっています。
胸郭は、胸椎・肋骨・胸骨などから構成され、呼吸に合わせて立体的に動いています。息を吸うと横隔膜が収縮して下がり、肋骨も動くことで胸郭が広がります。このとき、胸の前側だけでなく、肋骨の側面や背中側にも動きが生まれます。
ところが、長時間のデスクワークや日常的な姿勢の癖、筋肉の過剰な緊張などによって胸郭の動きが小さくなると、呼吸の際に首や肩の筋肉を必要以上に使ってしまうことがあります。
レッスンでは、みぞおち周辺や、その裏側にあたる背中に強い緊張が見られる方も少なくありません。
姿勢を良くしようとして胸を張りすぎたり、お腹に常に力を入れていたりすると、肋骨や背中の自然な動きを妨げてしまう場合があります。
パラセッターでは、背骨の両側を支えた状態で呼吸を繰り返します。背中が器具に触れることで、普段は意識しにくい肋骨の後方や側方への広がりを感じやすくなります。
胸を大きく持ち上げるのではなく、背中や脇腹にも呼吸が広がる感覚をつかむことが大切です。

胸椎と胸郭の動きが姿勢を左右する
背骨は、頸椎・胸椎・腰椎がそれぞれ異なる役割を持ちながら連動しています。その中でも、12個の椎骨からなる胸椎は肋骨とつながり、胸郭を構成しています。胸椎には身体を丸める・反らす・回旋する動きがあり、呼吸だけでなく、腕や肩甲骨の動きにも関係しています。
例えば、胸椎が十分に伸展できない状態で腕を上げようとすると、腰を反らせたり、首や肩に余分な力を入れたりして動きを補うことがあります。
また、肩甲骨は胸郭の上を動くため、胸郭の形状や動きも腕の上げやすさに関係します。
美しい姿勢をつくるためには、背筋を伸ばす筋力だけでなく、背骨や胸郭が必要に応じて動けることも重要です。
パラセッターでは、背中を支えながら腕を動かしたり、呼吸に合わせて身体を小さく動かしたりすることで、胸郭や肩甲骨の動きを感じることができます。
大切なのは、無理に背骨を反らせたり、筋肉を強く押したりすることではありません。
どこが動きにくいのか、どこに余分な力が入っているのかを知ること。
背骨や胸郭の動きが改善されることで、肩の位置や上半身のシルエットにも良い変化が期待できます。

身体の感覚を高めるパラセッター
パラセッターの特徴として、もう一つ注目したいのが身体の感覚へのアプローチです。
私たちは普段、自分の背骨や肋骨がどのように動いているのかを、細かく意識することはあまりありません。身体には、筋肉や関節などの状態を感じ取り、自分の身体の位置や動きを把握する「固有受容感覚」という働きがあります。
パラセッターでは、背中がフォームに触れることで、身体のどの部分が支えられているのか、左右で接触する感覚が違うのかなどに気づきやすくなります。
例えば、仰向けになって腕をゆっくり動かしたとき、片側の肩や背中だけに力が入っていることに気づくかもしれません。呼吸を繰り返す中で、背中が広がる感覚や肋骨の動きが変わって感じられることもあります。こうした感覚は、身体の使い方を見直すための手がかりになります。
筋肉を緩めることに加えて、自分の身体がどのように動いているのかを感じ取り、動きを調整することも、コンディショニングの大切な目的です。
パラセッターとピラティスを組み合わせる理由
ピラティスでは、呼吸に合わせて背骨や骨盤をコントロールし、身体を安定させながら動くことを大切にしています。
しかし、身体が緊張したままエクササイズを行うと、本来動かしたい部分ではなく、動かしやすい部分ばかりを使ってしまうことがあります。
例えば、胸椎が動きにくい状態でロールアップを行うと、首や股関節周辺に過度な力が入り、背骨を滑らかに動かすことが難しくなる場合があります。
そこで、ピラティスの前にパラセッターを使用します。背中の緊張や呼吸の状態を確認し、胸郭が動く感覚をつかんだあとにエクササイズを行います。
そして、パラセッターを使う前と後で、呼吸のしやすさや背骨の動き、肩の可動域などを比較します。実際の動きに変化があるのかを確認することも重要です。
さらに、マットやリフォーマーなどのピラティスエクササイズを通して、得られた感覚を身体全体の動きへとつなげていきます。
単に筋肉を緩めて終わるのではなく、緩めたあとに必要な筋肉を働かせ、動きをコントロールできるようにしていくこと。
これが、スタジオカラーズでパラセッターとピラティスを組み合わせている理由のひとつです。

パラセッターで姿勢を整え、美しいボディラインへ
背中や肩まわりの硬さは、姿勢だけでなく、身体のシルエットにも影響します。
胸椎や肋骨の動きが制限されると、肩甲骨もスムーズに動きにくくなり、背中や肩まわりの筋肉を十分に使えないことがあります。
パラセッターでは、背骨や胸郭の動きを引き出しながら、肩甲骨の動きや体幹の安定性を高めるエクササイズを行います。
身体を緩めるだけでなく、必要な筋肉を働かせることで、次のようなボディメイクにもつなげていきます。
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背中のラインを整える:肩甲骨まわりの動きを高め、背中の筋肉を使いやすくする
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肩まわりをすっきり見せる:胸郭と肩甲骨の動きを改善し、無理なく胸を開ける姿勢を目指す
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お腹まわりの安定性を高める:呼吸と体幹の筋肉を協調させ、腰を反らずに身体を支える力を養う
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美しい姿勢を維持する:背骨の可動性と筋力を組み合わせ、日常生活でも自然に身体を支えられるようにする
日常のセルフコンディショニングにも
パラセッターは、スタジオでのトレーニングだけでなく、自宅で身体の状態を確認するためにも活用できます。仰向けになってゆっくり呼吸をする、腕を上下に動かす、左右の背中の接触感を比べる。
シンプルな動きでも、自分が普段どの部分に力を入れているのか、どこが動きにくいのかを知るきっかけになります。無理に身体を伸ばそうとせず、呼吸を止めない範囲で心地よく動くことがポイントです。身体を鍛えることと同じくらい、余分な緊張を手放し、必要なときに必要な筋肉を使えることも大切です。
スタジオカラーズでは、一人ひとりの姿勢や動きの特徴に合わせて、パラセッターによるコンディショニングとマシンピラティスを組み合わせています。
無理に良い姿勢をつくるのではなく、身体が動きやすくなることで、自然に美しい姿勢を保てることを目指していましょう。

パラセッター ムーブメント動画
ピラティススタジオ カラーズ大阪
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