- 2014-06-04 (水) 17:27
- ブログ
こんにちは。
ピラティスのレッスンの中でよく「肋骨を引き下ろして」や「肋骨をしめて」などと
いうことを言われることがあると思います。
ではどうして「肋骨は引き下げる(しめる)」ことが必要なのか・・・?
それは・・・
「横隔膜」が大きく関係しています。
横隔膜は肋骨にドームのようなかたちでついています。
この肋骨が引き下ろされていない状態というのは横隔膜が働いていない状態に
なってしまいます。
横隔膜とは・・?
「膜」とついていますが筋肉で、ピラティスでよく定義されている
「コア」を形成している とても重要な筋肉です。
そして呼吸によって働く呼吸筋のひとつでもあります。
これだけでも重要なことがわかりますよね。
そしてこの肋骨が開きっぱなしになっている状態を「Rib Flare」(リブ・フレア)
と言います。
Rib(リブ)=肋骨
Flare(フレア)=フレアスカートのように裾が広がっていること
Rib Fleraしてしまうと腹筋や背筋が働きにくくなるばかりでなく、
横隔膜の正しい動きを妨げてしまいます。
ここでこの横隔膜を動かすために大切なのが呼吸。
腹式呼吸、胸式呼吸など様々な呼吸がありますが、
どんな呼吸も横隔膜の正しい動きが重要となります。
ピラティスはよく胸式呼吸であるといわれますが・・・
ピラティス氏の直接のお弟子さんの一人でプレピラティスの概念を考案した
ファーストジェネレーションのひとり「イブ・ジェントリー」の呼吸には
いくつものパターンがあり、リラクゼーション呼吸という腹式での呼吸というのが
必ず入っています。
それだけ腹式呼吸によって横隔膜の動きをつくることというのはクラシカルな
ピラティスの動きの質を高めるために、横隔膜の動きをつくるために必要なんですね。
まだまだ奥深い呼吸と身体との関係。
ピラティスのムーブメントの最中自分の肋骨がどうなっているか?
また普段の生活の中での呼吸の意識。
自分の身体に目を向けてみてください。
ピラティススタジオ カラーズ大阪